iモードの功罪
携帯電話からスマートフォンに移行した際に、当然iモードは捨てたわけだが。
今、メイン端末をスマートフォンから従来型携帯に戻したので、iモードとは何だったのか?と考えてしまうのだ。
(iモードはもうメール以外では使わないが)
日本でiモード(など)が流行っていたころ、欧米では携帯電話は通話のみ。
スマートフォンはあるにはあったのだがほとんどビジネス用途。
その後、iモードのような閲覧方式をすっ飛ばして一気にスマートフォンが流行したわけで。
そう考えると、iモード等は日本の携帯電話市場をガラパゴス化したのだね。
ま、そんなことは誰でもわかっていることでありましょうが。
しかし、もしiモード等が無かったら日本市場ではスマートフォンはこれほど一気に流行しなかったのではないか。
iモード等は携帯電話でメールしたりサイトを閲覧したりする習慣を根付かせたのだ。
その市場をグーグルやアップルが強大な力でかっさらっただけだ。
iモード等の方が日本人には使いやすかったことは明白。
BlackBerry等のスマートフォンが同時に売られていたのに誰も使っていなかったことから。
それをグーグルやアップルが独自のビジネスモデルで欧米を席巻した後に日本に攻め込んできたというところか。
本当はiモードこそが世界を席巻すべきだったと思うのだが。
アメリカ人だって”スマートフォンは使いにくい”と言ってたのだよ?
しかしiモードのビジネスモデルは海外進出に失敗した。
後出しジャンケン理論になるが、グーグル・アップル等のクラウドを活用するビジネスモデルの足元に及ばなかったというところか。
ドコモには世界を席巻するための能力が無かったということですな。