昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

悪役の方が優秀だ論

テレビやラジオの番組では企画に困ると昔のアニメ紹介をやる。たぶん。

それで必ず出演者がヒーロー話で盛り上がる、視聴者も盛り上がるのでカタい企画である。

先日もラジオ番組のスペシャルウィークとかでその類の企画をやっていたのだが。

しかし最近この手の番組を見るといつも思う。

アニメの悪役の優秀さたるやヒーローをしのぐ場合が少なくない。

タイムボカン」では悪役のメカのコンセプトは秀逸であった。

カプセル状の操縦席ユニットは毎回共通で、それでコントロールする戦闘用機体を毎回作る。

(毎回負けて破壊されるから)

しかし機体を作れば操縦席ユニットをはめ込むだけ。

操縦席ユニットが非常に汎用性があるのだ。

しかも、それ単体でもタイムマシンとして機能し、また戦闘機体が爆発しても操縦席ユニットは何とかもつという頑丈さ。

この悪役が負けるのはただただ「運」であった。

アンパンマン」のバイキンマン、世の男性ならば泣けるのではないか?

ドキンちゃんにいつも振り回されて(笑)

彼の技術力は卓越したものがあり、いつも完璧なメカを作る。

いつぞやは多少の偶然があったとはいえ自らを「鋼鉄バイキンマン」にして、その力は無敵であった。

アンパンマン、食パンマン、カレーパンマンが束になっても傷ひとつつけられなかったのだ・・・

またいつぞやは、アンパンマンの頭部交換を見事に妨害していた。

いつも頭部交換を指をくわえて見ているわけではないのだ。

(この時はアンパンマンの味方がフォローした)

作戦は毎回ほぼ完ぺきだし。

それにしても、ホントに、困った顔しながらドキンちゃんのわがままに応えている姿は泣けるぜ・・・(笑)