ゴルフ理論は参考になりますぞ
たまーに、ゴルフの技術記事があると読んでいるのだ。
http://diamond.jp/articles/-/80804
テニスを一生懸命やっている人ほどテニス関係の技術記事しか読まないと思う。
しかし、何か長いものを振り回すスポーツはどれも基礎はおんなじ。
これが実感として分かっている人はかなり少ないのではないか?
まあ、説明が長ったらしくて球数を打てないテニスコーチは自己陶酔しながら他のスポーツ理論も引用しているが・・・
・・・いや、ホントに時間のムダムダなのでやめてもらいたい。
閑話休題。
冒頭に揚げたコラムは結局ヨガ教室の宣伝なのだが、
身体の柔軟さとバランスが重要なことはよく分かる。
そして、体幹筋が弱いと軸がぶれると。
身体の軸についてはコーチに口を酸っぱくして言われたことがある人は少なくないでしょうぞ。
しかし、バランス、身体の軸を安定させるために体幹筋、すなわち結局のところ”筋力”が必要なことを実感として認識しているテニスコーチはいないでしょうな。
ラケットを持って腕を伸ばしただけで、身体の重心は身体の軸からずれる。当然。
それを回転なんかさせたら、普通は軸がぶれるのだ。
高校で物理を学んでいれば簡単に分かること。
その軸ブレを抑え込むのに体幹の筋力が必要なのだ。
歳をとると転びやすくなる、というのはこれと同じ。
バランスを崩したときに身体の重心が移動し続けてしまわないように体幹で支えて止める。
しかし年配者など筋力が衰えている人は重心が身体の外へ行ってしまうのを抑え込むことができない → 転ぶ、ということ。
ということは、体幹筋力が弱い女性初心者や年配者は、テニスのスイング時も重心を激しく動かしてはいけないのだ。転ぶから、といことではない。
スイング開始時に体重移動するとか踏み込むとか、それは各人の体幹筋力に応じたものでなければならない。
これが分からないとスイングしただけで身体の軸がブレブレになるのだ。
テニスコーチは、まあ大体脳ミソが筋肉化しているからこういったことは微塵も理解できない。
だから年配女性に対しても
前足に乗れ、とか
もっと腰を回せ、とか
高校生に対する画一的テニス理論のことしか言えない。ヘッドコーチであってもね。
年配者は昼間は仕事している。身体を動かしていない。テニスする日・時間は少ない。
だから身体も硬い。もっと腰を回せと言われてもそもそも無理なのだ。
なのに、高校生に対することと同じことをうるさく言うし!
何度も言っているが、年配女性が中心の初級者クラスに高校生を呼ぶな!!
てゆうか、身体のしくみをよく知らないから高校生と一緒くたに指導できると思っているんだねえ・・・
見方によっては素人コーチだな!