大手は”高い”スマートフォンを押しつけたいのだ
このネタはいくら言っても言い足りないですな。
携帯電話料金値下げ問題。
「なぜ、日本の料金は”高い”と責められるのか」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151101-00000009-mai-bus_all
ちなみにこの記事はなぜか、毎日新聞のサイトで見つけることができなかった。
なのでリンク切れしていたら失礼。
この筆者は、日本の携帯電話料金は、その品質などを考えるとむしろ安い方だと考えているようだ。
一方、普段はほとんど携帯電話を使わない人にとってはスマートフォンの料金は割高、とも言っている。
そういう人はフィーチャーホンを使えばいいのだと続けている。
この問題についての”識者”はみんな、認識が浅すぎ、と私は思う。
スマートフォン回線の品質は確かに良いだろう。
そしてあまり使わない人はフィーチャーホンを使え、これもまた当然。
しかし問題の根幹は、大手キャリアが料金が高いスマートフォンをゴリ押ししてきたことにある。
この”識者”はなぜこれを認識できないのか?
普通の、あまりよく考えずに端末を買う人にとっては、選択肢はもはやスマートフォンしかない。
キャリアがそうしているからだ。
自分の携帯電話料金を安くするためによく考えれば、フィーチャーホンを選択すればよい。
よくよく考えれば分かるが、それに至るまではかなり検討しなければならない。
フィーチャーホンに戻すには障害もあるわけで。
iモードなどのフィーチャーホン向けサービスはどんどん縮小しているし。
キャリアがそうさせてきたからだ。
フィーチャーホンの端末を選ぼうったって、現在はロクなものがない。
はっきり言って、責められたときの言いわけで端末を出していると言っちゃいたいくらい。
”ガラホ”とかバカな呼び方をするものは、結局通信料金が高くつくし。
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”識者”は、オプションサービスやら割引きキャンペーンなど複雑化した料金をシンプルに、という意見ばかり。
もちろんそれもそうだが、問題の本質は料金体系ではないのだ。
大手キャリアが高い料金プランを如何に押しつけるか、という意識を持っているのが問題なのだ。
この筆者は言ってはいないが、
もしライトユーザー向けプランを作ったとしても、大手キャリアはバックグラウンドでの通信量を増やして通信容量をすぐにオーバーさせるだろう!!
もっとも、我々利用者もよく考えなければならない。
携帯電話はもはや”ライフライン”である。よく言われるように。
そのライフラインで”遊ぶ”から料金が高くなるのだ。
電気で言ったら、家にムダムダな電飾を施してギラギラさせてそれで電気料金が高いと文句を言うようなものだ。
本当に”ライフライン”的な部分と、”遊び”の部分をきっちり分ける。
それが我々にできる携帯電話料金低減の唯一の策だ。
電話とメールだけだったら月額約1500円ですよ?