昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

「テレビ」は無くならない、かも

”オワコン”といわれるテレビは、なぜ終わらない?
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/041200109/112100015/
”オールドメディア”と位置付けられたテレビはいまだに健在なのはなぜか、という話だが・・・

やはり我々には”受動的”メディアが必要なんですねえ、きっと。
何も考えずに流しっぱなしにできるメディア。
もちろん、この番組が見たい、と能動的にチャンネルを合わせることはあるが、
ダラダラ視聴も可能。
テレビの電波は放っておいても来ているし。
リモコンの数ステップで簡単に見ることができる。

対してネットはご存知の通り。
いちいち”アクセス”しなければならない。
パソコンやスマートフォンを立ち上げて、なんかソフト(ブラウザ)を開いて、アクセスして・・・
よく考えるとメンドクサイよね。
どのサイトのどのチャンネルのどの番組が見たいという明確な意思がないと、見ない。

ふと思うに、新聞も同じ。
各戸に配達されてくる。
しかしネットニュースを見ようとすると、ニュースサイトにアクセスして・・・となる。

高齢者とかスマートフォンやパソコンを扱えないとかいうことを別にしても、
”受動的メディア”はやはり簡単・単純なのだ。
だからたぶん、しばらくはテレビは無くならないだろう。

しかしながら”視聴率”は別の話。
ネットに時間を取られてテレビを見る時間が少なくなっているとかね。
もし、ネットテレビがダラダラ視聴に対応できるようになったらば、従来のテレビは急速に廃れるだろう・・・
例えばスイッチ操作一つ二つでネットテレビを見ることができるような機器が出たらそうなるでありましょう。

私もネットでラジオを聴くようになってからテレビを見る時間はかなり少なくなった。
見たい番組しか見ない。
その他はダラダラとラジオ。
でももしradikoがなければ、テレビをダラダラとつけているだろう。
(たぶんワンセグですけどね)