昨今は”新型車”を待った方がよいが・・・
モデル末期車が良いかどうかはメーカーや車種で全く異なるので難しい
「モデル末期車は本当に買っちゃダメ? 買いか待ちかズバリ判定!」
https://bestcarweb.jp/news/41924
”ズバリ判定!”と言いつつも、いろいろ迷わされるコラムなのだが・・・
コラム中にも○と×の表が書かれているが、
工業製品としての安定性だけの視点では、モデル末期車の方が”買い”ではある。
昔はよく言われていたことだが、初期ロットの新車だと生産ラインがまだ安定していないと。
なので細かい不具合が発生しやすいと。
生産を続けながら生産工程は改善されていくので、しばらく経ってから買った方がよいと。
この意見は当たっていたと思う。
私もモデル末期車をこれまで2台ほど買ったが、”安定”していて10万キロノントラブル。
細かい不具合も皆無だった。
しかしこれは昔の話で、製造の安定性だけを考えた場合である。
現代はモデルチェンジのサイクルが長くなっているので、モデル末期車は”古すぎる”。
生産工程の安定性についても、現在であれば最初からしっかりした品質のものが生産できるように工程が”設計”されていることだろう。
ま、このあたりにメーカーの本当の”技術力”が表れるのだが・・・
そして、今は安全装備の過渡期。
緊急自動ブレーキなどの安全装備はできるだけ新しいものの方がよい。
古いものはまだ不具合っぽいことが起きたりするらしい。
一方、新型車を待たずに買った方がよい事例。
CR-Vなんかは初期型は非常に良かったのだが、二代目は「ん?」、三代目は「あちゃー」という出来だった・・・
最初から3ナンバーでデカいクルマだったのに、さらにどんどんデカくなっていったのだ。
そりゃ国内では売れなくなるわな・・・
フィットも同様。
最も良かったのは初代。
三代目以降になると当初の”意義”が失われた。
ま、トヨタが仕掛けたカタログ燃費競争に乗ってしまったことが全ての元凶である。
そんなトヨタのヴィッツも、現行型が出たときは「なんだこりゃ」的。
N-BOXは新型の方が良いという、ホンダにとっては稀有な例かもしれない。
旧型新型では微妙な差ではあるが、大きい差は自動ブレーキシステムですな。
軽自動車だと構造上、フルモデルチェンジをしないと付けられないことが多いのだ。
こんなあーだこーだ言っている私のN-ONEもモデル末期。
来年にはフルモデルチェンジされるとのウワサ。
それを知りつつ買った。
だから自動ブレーキも初期のタイプしかついていない。
それでも買ったのは、たぶんモデルチェンジしたらこの車はダメになるだろうなあ、と思ったから。
前述のようにホンダではよくあることなのだ。
おそらく、モデルチェンジしたら”最低地上高”が下げられるだろう。
フィットでもあった。150mm → 135mm と。
これ以上低くされたら、雪道は走れない~!