昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

つまらない芸人が増えた理由

昨今の漫才の多くが”話芸”ではナイ「ヤンキーの立ち話」

「お笑いタレントが面白くなくなった理由」だそうです。

http://toyokeizai.net/articles/-/35467

このコラムでは、吉本が金太郎飴のように画一的な芸人を大量生産しているからだ、と述べている。

 

しかし私は、その原因は世間の方にあると思うのだ。

 

M-1グランプリとか、これのどこが面白いの?ってコンビが結構決勝に出てくるし。

そういうのは大体が「ヤンキーの立ち話」なのだ。

 

時代はどうやら「ヤンキーの立ち話」を求めているらしいのだ。

自分らに近い感覚で、この程度の話だったら自分でもできるな、って程度のレベルの漫才を若い人は評価するのでは?

 

感覚としてはAKBがウケているのと似た構造だ。

 

そんなもんが(私にとって)「面白い」わけがナイ。

「芸人」の定義ってナニ?

ちょっと面白い話ができればいいのか?

 

「ヤンキーの立ち話」を「話芸」のレベルまで高めた芸人は少ない。

「話芸」をしていると認められるのは、今思いつくところでは、オードリー、ナイツ、博多華丸大吉、といったところだけだ。

また、他人と全く違った芸をする芸人さんはなかなかテレビに出てこない

テレビ局にとってはリスクが大きいからか。

とりあえずヤンキーに立ち話させとけば無難だからな。

 

ちなみに、出ていると私はチャンネルを変える面白くない大御所芸人の「DT」は、その昔、横山やすしに「ヤンキーの立ち話してんじゃない」と酷評されている。

実際昔からつまんないし。

現在の大部分の芸人がこの流れであるのは、冒頭で紹介したコラムでも言われている。

 

ピン芸人でももちろん同様。

これのどこが面白い?ってのが決勝に出ている。

独創的な、前衛的な芸をするピン芸人が優勝することはまずない。