テレビはやはりいいかげん
金環日蝕がありましたな。
もちろんその数日前からテレビのニュース番組等で取り上げていて、
その際に、太陽を観察するときの注意とともに、「動物にも異常な行動があるかもしれませんよ」と数回言っていた。
で、金環日蝕の日のニュース番組。
どうしても動物の行動の”異常”を取り上げたかったらしく、
猿が身を寄せ合っている、だの
カンガルーがボクシングを始めただの。
猿は気温が下がって寒くなったんだろうに。
カンガルーだって日蝕じゃなくてもケンカしているだろうに。
秋田放送なんか、比内地鶏を飼っている農家でインタビューしたら
「(比内地鶏は)別にいつもと変わりませんよ」
と言われて残念そうだった。
と、そこで”たまたま”「コケー!」。
無理やり”異常な行動”に仕立てていたよ。
ホントにテレビっていい加減。
最初に結論ありきで構成している。それに無理やり合わせこもうとする。
ここまで酷くても騙されるアタマが悪い輩は少なくないんだろうなあ。
所さんのナントカ、のような番組中で実験をする番組もこの傾向が強い。
この手のは自分で実験内容や結果の評価方法が正しいか考えて番組の結論が正しいか判断している。
まあまあ正しい実験が何割かあるようだが。
エアコンと灯油ファンヒーターのどちらが暖房代が安いか、の実験の回はツイッターでは非難批判ばかりだったが
私が見たところではあれは実験方法も含め正しかった。
内容をきちんと分析する能力がないと、正しいものも信用しないという逆の結果も起きるわけだな・・・