昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

売れていても良い物とは限らない

スマートフォンのアプリについての話。真ん中くらいまで読めば十分。 

http://news.nifty.com/cs/technology/mobiledetail/jic-20130624-20130624003/1.htm

 

この中で、「資金力のある企業がアプリ市場の“勝者”になれる時代に」とのことだが、

要するに宣伝すりゃー売れるよ、と。

わかりきったことかもしれませぬが、そんなことはアプリに限らずずっとむかしからあることで。

商品が売れるかどうかは、その商品やメーカー名がどのくらい人目につくか、である。

つまり、宣伝力にも大きく関わるわけですな。

卑近な例では、選挙カーの名前の連呼。

 

すなわち、売れているイコール良い商品、とは言えないわけで。

これもわかりきったことである。

 

何が言いたいのかというと、

売るために商品名を人目につかせる戦略として、昨今はネット関係が活用されていて、

そしてその中にはペニオク詐欺に等しいやり方が蔓延している、ということ。

 

これまでに二回は論じたか。

しかし、ペニオク詐欺級のことだらけなので、また言う。

「広告」ではないように見せかけているのがキタナイのだ。

 

まず、例えば車関係のニュースサイトでは、明らかにメーカーから依頼されて書いたと思われる評価記事が多い。

要するに、メーカーが特定車種を勧める記事を書かせたわけ。T社関係が非常に多い。

きちんと読めばおかしい記事とわかるのだが、記事を書いている方もメーカーの提灯持ちプロなので車に詳しくなかったら鵜呑みにしそうだ。

 

そして、ブログ等で口コミに偽装して特定商品を勧めるもの。

いかにも一般人が日常を綴ったようなブログを作って、

その中に特定メーカーの商品に誘導する記事やリンクをぶっこんでいる。

 

口コミと偽っているところがやり方がキタナイ。

 

というわけで、今やネットはいわばペニオク詐欺だらけなのだ、実は。

有名人じゃなくて一般人が書いている(ように装っている)だけで。

 

そういった意味で、ネットの情報や口コミは最初からナナメに見た方がよいね。