応用力発想力よりも大事なことがある
テレビなんかを見ていると、昨今の教育のポイントは応用力とか発想力らしい。
それを試す中学入試問題なんかが紹介されていた。
すごく違和感がある。
応用力とか発想力なんか、どうせ問題の解き方のパターンを教えているだけだ。
応用したり発想したりする前に理解しなければならないものがある。
それは”本質”だ。
”基礎”とか”土台”というよりも”本質”だ。
本質を理解しないまま応用したり発想したりするとどうなるか。
ちょっと変わったパターンに反って対応できない。
習った思考パターンから外れたことを思いつかない。
本質まで立ちかえって考え直せば出てくるようなことでも。
人を労働させたら対価を払うのが経済の原則であり本質なのだが、
それを理解しない輩が労働者を働かせることだけを発想するから、ブラック企業ができあがる。
”本質”とは思考の出発点である。
出発点がないのにあーだこーだ理屈をこねるから、砂上の楼閣ができあがる。
”本質”は人間の心を指すことも多いね。
それを理解できないからマナーも理解できない。
だから、応用だの発想だの言う前に、”本質”を考えることを教えろ!と言いたい。
ところが、いい大人でも”本質”を知らないし考えない輩が多い。
やはり教えられないか・・・