金属製容器にスープを入れていいのか

再度言いますが、古いタイプの金属製水筒にスポーツドリンクを入れると危険。

塩分、すなわち塩素イオン等によって金属が溶け出すから。
スポーツドリンク可、と書かれている水筒は内部コーティングが厚いのだ。
しかしすぐに洗った方がよい。

で、”スープジャー”はどうなのか？？？
”スープ”なんかそれこそいろいろなオリジナルがある。
塩分たっぷり。減塩していても。しかも化学反応が起きやすい高温で使うことが多い。
しかもこの商品写真を見ると、金属剥き出し？？？

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コーティングもなしでステンレスが剥き出し。
腐食しないのか？

この辺をいろいろ調べていたら、あるメーカーのページでは、
まず、コーティングがないのは”スープジャー”だと金属製食器を使うことが多いからコーティングだと傷つきやすい、ということ。
そして耐食性があるのは”電解研磨加工”してあるからだと。

電解研磨加工？
私もちょっぴり勉強したことがあるのだが･･･

単純に磨くだけでは耐食性は付与されないはずだ。
金属面が出ているだけだから。
電解研磨加工とは、それこそ中学理科の実験であったように、イオン溶液中で電流を流して金属を溶かす、ことが基本的原理。

この技術では表面をかなりツルツルにすることができるが、電気化学的反応により金属表面の改質もできるのだ。
詳細はもう一回電気化学の教科書読まないと思いだせないが（汗）

最近のものはすごいなあ･･･
でも、ここまでやるとイオンと金属が反応するという基本を忘れがち、
それでアルミ容器に強アルカリ洗剤を小分けして入れて爆発させる輩も出てくるわけだ･･･