秋田市の除雪がアヤシイ
秋田市の道路除雪はヘタ。道路は酷い状態。大仙市と比べると雲泥の差。
除雪車が来ても道路の雪の表層を削るしかしないので、その後ちょっと気温が上がると残った雪氷でオフロード並の凸凹路面になる。
道幅は狭くなるし(するし)。片側二車線が1.5車線くらい、交差点では事実上1車線になっていたりする。
大仙市では除雪のアラを探す方が難しい。
道幅は全く狭くなっていないし、雪の山・壁も数日中には寄せられる。
大仙市と秋田市では道路の数が違うし、秋田市では除雪が追い付かないのもしょうがないのかな、とも思っていたけれど、やはり釈然としない。
ツイッター上で、市と除雪業者が癒着でもしているのか?という意見を見たんで少し調べてみた。
しかしキレ気味に文句を叫ぶだけがほとんど。何かを調べてみたとか推測とかなんて誰もしない。表面的なことばかり。
まー、ツイッターなんて元々そんなもんだけど。
さて、秋田市のホームページで探してみた。
年度当初案の除雪予算は8億。
大仙市のそれと比較しようと思ったけど、大仙市のは見つからなかった。
で、その予算額はここ数年変わっていない。
まずこれがオカシイ。
数年前の大豪雪の後から現在の予算額になった。
しかしその後も秋田市の除雪の酷さは変わっていない。酷いのはここ2・3年のことではないのだ。
市当局へ抗議は毎年大量に行っているはずなのだが、
それに応えて除雪体制を拡大整備しようとすれば、当然予算は増加するはず。
それがないということはすなわち、秋田市は除雪の状況を現在から(数年前から)改善させる気がないと受け取ることができる。
緊縮財政の折、という向きもあるが、パンダなんかにに出す金があるんだから。
このあたりを市議会で追及する議員がいてもいいと思うのだけど、まー、市議会もパンダにうつつを抜かしているようだから。
もしかしたら質問があったのかもしれないけど、議事録から必要な情報を探すのはとてもめんどくさい。
除雪の「基本計画書」というもののPDFが公開されていたがそれを読むと、
出動の基準は細かく定められている。
基準以外でもその時の状況によって、対策本部の指示がある。
すなわち、基準を満たさない状況の場合は業者は勝手に出動できないのだな。
勝手に出動して金を余計に得ようとする業者がいないとも限らないし。
一応、各所の道路状況の情報収集は行っているつもりのよう。
一方、除雪業者の管理はどうか。
除雪作業の日報などの提出書類が細かく定められている。(書類のフォーマットがアップされている)
除雪の作業に対してどのくらいの費用が支払われているかの情報はなし。
請求書のフォーマットは月いくらとしか書いていなくて、費用の明細書は見当たらず。
詳細な作業報告があるから、それに代えるのだろう。
除雪業者が不当にお金を得ないようにはなっているが・・・
それで業者の管理は充分か?
秋田市の除雪が酷いと言われる所以は、道路の雪をほとんど削ってないことからだ。
しかもそれも路肩までやらない。道路の真ん中しかやらないから道幅はどんどん狭くなる。
寄せる雪の量を極限まで抑えたいという意識が見える。
要するに、業者が「手抜き」をしている。
排雪作業(路肩にたまった雪の山をトラックに積んで移動する)でも費用は出るはずなのだが・・・
やはり、今の秋田市の除雪に足りないものは、改善意識と業者の指導だな。
作業状況はチェックするが除雪した結果のチェックをしている資料は見つからなかった。
除雪費用は距離で支払われるように見えるので、手抜き業者なんかは当該道路を一往復しかしないだろうな。
すなわち道幅を広げようとは絶対に努力しないはず。
業者にお金を払うのに、なぜ除雪結果をチェックしないのだ?
以上、全く詳細には調べなかったけれど、市と業者の癒着が起きそうなところは見つからなかった。
まあこんぐらい調べただけで見つかるようなものは癒着とは呼べないがね。
アタマがよい悪者だったらもっと巧妙に隠すだろうけど。
ちなみに、パンダ誘致の件はやはり利権が巧妙に隠されているといまだに思っている(笑)