ビッグデータの活用はSFで予見されていた
ビッグデータなんてものの活用なんて話を聞くと、
私はこれを思い出す。
泣けますのだ・・・
ファウンデーション 銀河帝国興亡史1 ハヤカワ文庫 / アイザック・アシモフ 【文庫】 価格:819円(税込、送料別) |
アイザックアシモフの有名なSF。
これは、人間の集団行動の予測を研究したら、銀河帝国の滅亡が予見でき、
それによる暗黒期間をできるだけ短くするために技術や知識を集約した”ファウンデーション”という組織が作られ・・・
って物語。
あまりにも壮大で私では説明できないので、興味ある人はウィキでも読まれたし。
で、この物語の背景は、現在で言うと、いわゆるビッグデータの解析結果みたいなものだ。
人間の集団の行動を予測したのだ。
・・・てな話はもしかしたらSF界では語りつくされたことかもしれないが。
もっとも、ビッグデータとはグーグルなどが個人情報と行動履歴を個人の意に反して収集したものであって
この物語の”心理歴史学”てのと根本的に異なるけどね。
ビッグデータの解析なんてことがクローズアップされているが、
ビッグデータは使い方次第では人民の動きや意識をコントロールできるものだ。
我々庶民は新聞やテレビのウソ報道にすぐ踊らされるくらいだから、
行動パターンに合わせてウソ情報をタイミングよく送りつければ、人々をもっと効率よく躍らすことができるよねえ。
ま、それはそれとして。
私はこの巻が最も好きである。
【送料無料】ファウンデーションの誕生(上) [ アイザック・アシモフ ] 価格:672円(税込、送料込) |