昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

raziko完全に墜つ

こういう状態になったら、もうはっきり実名を書いてもよいかと思います。

PC、スマートフォンでラジオ放送を聴けるサービスにradikoというものがある。

しかしこれはサービス開始当初から(一時期を除いて)聴取エリア制限がかかっていた。

そのラジオ局の聴取範囲にしか配信しないのだ。

このradikoのエリア制限を回避して日本全国のラジオ放送(radiko配信分)を聴けるようにしたのが、razikoというAndroidアプリだった。

私もこれを利用して東京のラジオを聴いていた。

しかし先日、radikoは有料でエリアフリーとするバージョンを発表、実施した。

これにともない、razikoの聴取エリア設定機能が削除された。

すなわち、razikoの意義はほとんど失われたのだ。

任意のエリアの局を聴きたい人はradikoに月額350円+消費税を払えばいいではないかと。

これに対して、ツイッターなどではraziko作者を批判する意見が散見された。

しかし、所詮フリーソフト。作者も訴えられたら困るだろうし。

私も別に作者を批判する気は全く無い。

ただただ残念至極であるのだ。

でもこれまで違うエリアのラジオを聴いて楽しんでいた人は困っているだろうねー。

しかも、radikoに金を払ったとしても聴けない番組があるのだ。

このrazikoの件はともかく、radikoは公式にきちんと説明するべきではないのか?

radikoのサービスの意義はまあ書いてあるけど、

なぜエリア制限をかけるのかということは公式には説明が一切ない。

巷では、放送法だの著作権だのいろいろ言われているが、それはradikoからの発表ではナイ。

放送法著作権とどうからみがあるのか、

エリア制限を完全に撤廃するとどういった不具合が出るのか。

これらを一般ユーザーに分かりやすく説明するべきである。公式に。

もちろん、説明責任とか義務はない。

ただの”サービス”で、公共サービスでもないから。

しかし、サービスをもっと広めたいんだったら、またラジオの将来を本気で考えているのであれば、きちんと説明するべきだ。

もしこのまま説明がなければ、

株式会社メディアプラットフォームラボ(radikoの運営会社)が都市部の難聴取をタネにしてラジオ放送に係る権益に食い込んで金儲けをするためにradikoをやっている、

と私は推測する。

ま、ただの金儲けだからといって悪いことはないのですがね。

で、もしただの金儲けであるならば、

聴取エリア制限を回避する工作を個人的にやってもモラル的にも何の問題もあるまい、と、radikoを任意のエリアにセットできる方法を模索した。

一時期はスマートフォンの疑似ロケーション機能を使うとできたようだが、この方法はradikoが早々に潰した。

結論から言うと、あります。完全無料で。

もちろんここでは言えないが。

この方法もリスクはあるしめんどくさいし、で。

でも遠くのラジオをどうしても聴きたいというときには心強いですな。