昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

スマートフォン障害はマスコミにも責任が

スマートフォンで大規模な通信障害が起きるとテレビなどは詳しく伝えるが、

所詮キャリア側の発表をなぞっただけである。

ただフリップなどにして目線を変えているだけだ。

独自の分析・取材などはほとんどない。

ライフラインの事故や政治問題と同じくらいの取材があってもよいと思うんだが。それくらいの社会への影響があるから。

 

おそらくキャリア批判なぞすると後々影響があるから突っ込んだことが言えないんだろう。

スポンサーを降りられるとかの。

 

スマートフォンの通信障害の原因はシステムトラブル。

システムトラブルの原因は主に通信データ量の読み違えおよび膨大化であり、

その原因はスマートフォンの無軌道な拡販によるものである。

 

そしてそのイケイケの無軌道な拡販の一端をテレビ等のマスコミが担っていたのだが。

 

スマートフォンの便利さばかりをイケイケで紹介し、

知識人ぶっているコメンテーターなどが「まだスマートフォンにしていないんですか?」などと。

ニュース番組がスマートフォンの拡販コーナーになっていた。

ひどいものだった。

そしてスマートフォンの負の部分は全く紹介しない。

例えば通信料金が高くなるとか、バッテリーの消費が速いとか。言ってもひと言。

通信料金が高いものに移行させんとするキャリアの手先であった。

通信障害の可能性だってきちんと取材分析すればこの当時でも予見できたはずだったのに。

スタッフに誰か、イケイケの負の部分もきちんと観ることができる少数派の人間が一人もいなかったのだろうか。

 

これはかつてのホリエモンのイケイケ報道に似ている。

持ち上げまくっていたからなあ。

しかしホリエモンはテレビ番組のスポンサーにはなっていないので、タイホされてからはテレビはきちんと手のひらを返したが。

 

今からでも遅くはないから、スマートフォンシステムの負の部分をきちんと取材して欲しいなあ。

しかしキャリアは番組の貴重なスポンサーだから無理だろうなあ・・・

 

ところで”イケイケ”って死語?(笑)今なんて言うのかな?